こんにちは!
先日、親からRK5型のステップワゴンを譲り受けました。10年前の車ということもあり、純正カーナビ(VXM–197VFNi)は当然ハイレゾ非対応。
でも、せっかくなら車内でも良い音で音楽を楽しみたい!ということで、今回はRK5ステップワゴンをハイレゾ対応にカスタムしてみました!
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使用したメイン機材
今回の音質向上プロジェクトの主役がこちら。
■ ビートソニック マイクロパワーアンプ TOON αシリーズ
通称「純正オーディオ良音キット」とも呼ばれているカプラーオンタイプのマイクロパワーアンプです。

あとは周辺機器として以下を使用しました:

• iBasso Audio DC03PRO(ポータブルDAC)

• MOSWAG RCAケーブル / RCAスプリッター(2本)

• Amazonベーシック RCAアダプターケーブル

• diyライフ バッ直電源ケーブル(今回自分は2mを購入したが長さがギリギリだったので5mをオススメする。)

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作業内容と取り付けの流れ
■ ナビパネルの取り外し〜アンプ取り付け
前にナビパネルを外した時にパネルを割ってしまったため、今回はホンダで新品を8000円で購入し、ついでに交換。
TOON αはナビ裏のカプラーを外して挿し替えるだけなので、基本的には作業も簡単で、こだわりがなければ誰でもできるレベルです。
■ 電源をバッ直で取りたい欲が出るも…
私は電源をバッテリーから直で取る「バッ直」にチャレンジしましたが、これが想像以上に大変。
エンジンルームから車内に配線を通す作業が過酷すぎて、写真を撮る余裕すらありませんでした…。
結論:TOON αはバッ直しない方が吉。せっかくカプラーオンで楽できる製品なのに、手間が倍になります。
バッ直の注意点としては電源を取る線はバッテリのプラス側から取る。
配線がエンジンルーム内で暑くなる部分に当たってると熱が籠るので暑くならない部分に固定する。
エンジンルームから車内に配線を持ってくる場所は運転席側アクセルの真後ろあたりの束でコードが出てる部分から配線を通す。
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音の取り回し
TOON αからの音声出力はカーナビからグローブボックス裏まで付属の配線を引き、そこにアンプ(TOON α)を設置 → TOON αのRCA端子4つを2つに纏め→RCAの左右の線を3.5mmに変換 → DC03PROに接続 → スマホと接続、という流れ。
これでナビがハイレゾ非対応でも有線でのハイレゾ再生が可能になります!
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実際に聴いてみた感想
正直、取り付けが終わってから音楽を流した瞬間、「これは別物!」と感じました。
特に変化を感じた曲は、Ed Sheeranの「Celestial」。

音がこもった感じが消えて、目の前で音が広がって包み込まれるような立体感に変化。
音量を上げても音が割れず、音の立ち上がりも速くなった印象です。
音の解像度も上がり、まさに「音が近づいた」感覚がありました。
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操作性のデメリットも…
アンプへの接続は有線なので、
• ハンドルの曲送り/音量操作が不可
• 音量はDAC側で都度調整が必要
• 曲送りもスマホ側で操作になる。
…と、ちょっと面倒くささはあります。
しかも、使っているDAC(DC03PRO)は大学生時代(5年くらい前)に買った8000円のエントリーモデルなので、
Bluetooth接続の方が便利かつ音が良いと感じる場面もありました。
(Bluetoothならハンドル操作もできるしね)
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まとめ:TOON αは費用対効果アリ。でもバッ直はおすすめしない!
【良かった点】
• 音質の変化は体感できるレベルで、特にハイレゾ曲は感動モノ
• カプラーオンで取り付け簡単(バッ直しなければ)
• 約3万円で車内オーディオがワンランク上がる
【微妙な点】
• バッ直すると作業難易度が跳ね上がる
• 操作性(音量・曲送りなど)はスマホでの操作しかできない。
• DACによってはBluetoothの方が音が良いかも?
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今後のアップグレード候補
予算2万くらいでDACを買い替えるなら、以下も候補としてアリだと思います:
• iBasso Audio DC04PRO(約18,000円)

• FiiO KA13(約13,000円)

もしくは据え置き型DACを導入すれば、より良い音を安く手に入れられる可能性もあるので検討の価値あり。
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最後に…
今回はちょっと無理してオーディオカスタムしましたが、
「車で音楽をいい音で聴きたい」という方にはTOON αは本当におすすめ。
ただし、バッ直するなら覚悟は必要!
私はこれでしばらく車のオーディオいじりはお休みします(笑)
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