シリーズ第4章:この言語社会と「世界」とのズレ 

 2026.02.04

──なぜ日本語は孤立するのか

はじめに

この言語体系は、

日本語内部では高い整合性を持つ。

しかし、

世界との接続においてはどうなるのか。

本章では、

国際社会とのズレを考察する。

1. 世界は「書ける言語」を前提にしている

多くの言語圏では、

  • 話す
  • 読む
  • 書く

が、比較的連続的な能力とみなされる。

しかしこの社会では、

書くことだけが突出して難しい

この前提の違いが、

国際的な齟齬を生む。

2. 日本語は「読めるが発信しにくい言語」になる

国際的には、

  • 日本語の情報は読める
  • しかし日本人自身が
    発信できる情報は少ない

という逆転が起きる。

結果として、

日本語は巨大な受信言語になる

3. 日本発の思想が遅れて伝わる

思想や哲学は、

  • 書く
  • 定義する
  • 翻訳する

能力が必要である。

この社会では、

思想の発信は専門家に依存するため、

思想の流通速度が遅くなる

4. それでも孤立しきらない理由

一方で日本語は、

  • 内部での精度が高い
  • 思考の粒度が細かい

という強みを持つ。

結果として、

世界とズレながらも、

独自の思考圏を形成する

5. 結論

この世界の日本語は、

  • 国際標準にはなりにくい
  • しかし思想的には深くなる

という、

非対称なグローバル化を遂げる

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